悔しさは、成長のサイン。英検準1級に挑んだ高校生がくれた“忘れられない一言”

「先生にたくさんご指導いただいたのに、今回の英検準1級に合格できませんでした。

本当に申し訳ありません。先生が時間をかけて丁寧に教えてくださったのに、

結果でお返しできず悔しい気持ちです。次回こそは合格できるようもっと努力します。」

高校2年生の彼女から届いたメッセージを見た瞬間、胸がぎゅっとなりました。
一言一句ににじむ悔しさと、誠実さ。努力してきたかを知っているからこそ、

私も思わず画面の前で深く息をつきました。

私はすぐに返信しました。

You don’t need to apologize for not passing.
Let’s work together to prepare well for the next time.
Keep going and don’t give up.

(合格できなかったことを謝る必要はないよ。次の試験に向けて、また一緒に頑張ろう。諦めないでね。)

英検準1級は本当に簡単ではありません。(準1級は大学中級レベル、一次試験の合格率が15~16%と低く、

必要な語彙数は7,500~9,000語以上。国公立を含む超難関校、

GMARACHをめざす子たちが取得しておけば入試で有利になる級です。)

これまで2級までトントン拍子で合格してきた生徒さんでも、ここで壁にぶつかることは

珍しくない。特に「語彙力の壁」で立ち止まり、あきらめる子を、私は何人も見てきました。

でも、彼女は違います。
とても真面目で、素直で、そしてポテンシャルの高い生徒さん。
今回は、ただ「勉強量が少し足りなかった」――それだけなんです。

合格までの攻略法はすでにすべて伝えています。
あとはそれをどれだけ実行に移せるか。
私は信じています。この悔しさを力に変えて、次は必ず合格できると。

どんな結果も、「挑戦したこと」そのものが成長の証。

合格証を手に笑顔を見せるその日まで、私は全力でサポートしていきます。

お子さんがもし合格できなかったとき

お子さんが目指していた級に届かなかったとき、
親としてどんな言葉をかけたらいいのか迷いますよね。

でも、もしもの時は――
「がっかりした姿を見せない」
「責めない」
これを心にとめておいてください。

試験の結果は「終わり」ではなく、「次へのスタート地点」です。まずすべきは、“原因の分析”。
なぜ今回は合格できなかったのかを、冷静に考えることです。

語彙が圧倒的に足りなかったのか?

ライティングの練習方法が合っていなかったのか?

勉強量がそもそも足りていなかったのか?

スコアレポートには、合格へのヒントがしっかりと隠れています。
「結果」だけを見て落ち込むのではなく、数字を読み解き、次にどう動くかを考えること。
これが“合格に最も近づく方法”です。

振り返りなくして、次の合格はありません。
そして、悔しさの中からこそ、本当の成長が生まれます。

英検は、ただの「テスト」ではなく、
「自分と向き合う時間」だと思っています。
私も、生徒たちと一緒にそのプロセスを歩むたびに、
改めて「努力の尊さ」を感じるのです。

彼女のように、悔しさを力に変えられる生徒が、
これからもっともっと羽ばたいていくことを信じています。

※英検準一級の難易度がわかるリンクを参考程度にのせておきます。

将来お子さん達がチャレンジする級について、早めに知っておくことで

焦らずに余裕をもって対策ができます。

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