英語が「聞こえる子」と「苦行になる大人」の違い

あなた自身は、どうでしたか?

英語を聞いたとき、
「なんとなく分かる」「別に怖くない」
そう感じていましたか?

それとも
「集中しないと無理」
「できれば避けたい」
そんな感覚がありましたか?

多くの大人が、
この質問に少し言葉に詰まります。

昨日の夜、帰宅後に外資系企業に勤務の夫が英語でミーティングをしていました。

いつもの光景なので気にも留めていなかったのですが、
そばにいた息子がぽつりと一言。

「いろんな英語が聞こえてくるね。
僕、フツーに聞いて分かるから良かったな」

それを聞いた夫が、少し苦笑しながら言いました。
「俺は今でも、集中してないと無理だけどな」

実は夫は、毎日英語を使って仕事をしているにもかかわらず、
本人の感覚としては「英語が苦手」です。

理由はとてもシンプルです。
幼少期、意味も分からないまま英語を「聞かされ続けた」経験があるから。

その体験が
「英語=分からないもの=しんどいもの」
という感覚として、無意識に残りました。

留学もしました。
海外大学も卒業しました。
それでも、英語に対する心理的なハードルは消えなかったのです。

一方で、息子はどうか。

小さい頃から英語に触れてはいましたが、
「分からないのにやらされる」経験がありません。

だから英語に抵抗がなく、
聞こえてくる英語を自然に受け取れる。

これは才能の差ではありません。
英語との出会い方の差です。

教育の現場にいると、はっきり分かります。

英語力より先に育てるべきなのは、
英語に対する感情です。

英語を好きにしようとしなくていい。
ただ、嫌いにさせないこと。

そのために家庭で意識してほしいのは、
・分からなくても責めない
・できなくても急がせない
・「楽しい」で終わるところで止める

たったこれだけです。

だから私は、
結果よりも過程を、
スピードよりも感覚を大切にしています。

英語が「苦行」になった瞬間、
その後どれだけ量をこなしても、
心はついてきません。

おうち英語で一番大切にしたいのは、
「英語=安心できるもの」「英語=楽しいもの」
という土台です。

その土台がある子は、
後からいくらでも伸びていきます。