英語を話せるお子さんと話せないお子さん、どちらに育てたいですか?

英語でコミュニケーションができる子に育てたい。

私は前者、話せる子に育てたいと思います。私は英語を話すことで、自分の世界が広がった経験があります。ですので、我が子達にも英語を話し、海外の方々や異文化に触れて、豊かな人生を送って貰いたいと思います。

今日もブログを読んで下さり、ありがとうございます。英語に親しむことで、子供達の人生を豊かにしたい、その想いを胸に英会話講師をしている、池田玲子です。

先日、子供が風邪をひいたので小児科に行きました。教室のある相模大野は、海外の方をよくお見かけします。この日もお子さん連れで、お薬を受付の方から受け取っている方をおみかけしました。

けれども受け取ったお母さんは、薬の飲み方の説明を明らかに理解していないご様子。受付の方も、できるだけゆっくり、わかりやすく、日本語をお話ししています。

「このテープを24時間貼ってください。24時間経ったら、新しいのを貼ってください。」

説明を聞いているお母さんは、首をかしげて、明らかに分かっていない。

”Would you like some help?”(お手伝いしましょうか?)

そのやり取りを見ていた私は話かけ、飲み薬、貼り薬ともに英語で説明しました。すると、

”Thank you, thank you very much!”

と不安だった表情から一変、お母さんのお顔の表情がパアッと明るく変わりました。

大切なお子さんが飲む薬、お子さんの体に貼るもの、親としては間違えたくはないはず。

1人の親として、お役に立てて良かった!と思いました。いつもどんなにささいなことでも、

「誰かの役に立てるのは嬉しい」

と思います。そして、そばにいた我が子にも、

「今みたいに困っている人を見かけたら、英語で話しかけてね。できるよね?」

と聞きました。我が子は

「うん!」とうなづいていました。

数日後、NHKおはよう日本で、日本に住んでいる外国人の方が病院で、日本語が十分に話せず、細かい症状や医師からの質問にもうまく答えられず、そのため治療が長引いてしまうなど、医療通訳の数が足りないことが大きな問題になっているというニュースを見ました。

異国の地で、病院にかかるのは言葉の問題があり、緊張もするし、うまく伝わらなかったら・・という不安が沢山あるでしょう。

海外で、病院に1人で行ったときの不安

私が台北に中国語留学をしていた時、目が突然腫れてしまい、病院に1人で行ったことがありました。そのときの不安な気持ちを未だに忘れることが出来ません。

中国語の先生に教えて貰ったように、文章を丸暗記。医師にまず、私が留学生で、中国語が母語でないことを伝えました。症状を医師に伝えられたのは良かったけれど、処方される薬については、聞き間違えてはいけないと何回も医師に確認しました。

目につけるお薬なので、間違ったものをつけたくない!という気持ちがとても強かった。このような経験から、病院などで不安そうな海外の方を見ると、心配になって、英語で話しかけてしまうのだと思います。

病院からの帰り道、病院で会ったお母さんとまた横断歩道でお会いしました。お母さんは、私に何度も頭を下げ、

“Thank you!”

と言ってくれました。胸がいっぱいになりました。子を思う親の気持ちは痛い程よくわかる。お役に立てたなら、嬉しい。そして同時に思いました。

自身のためにもまた人のためにも、ぜひ英語を話して欲しい!

「今を生きる子供達には、是非英語を話して欲しい。話せない子よりは、話せる子になって欲しい!」だって、英語が得意で話せて困ることはまずないのだから。

みんなが国籍を問わず、優しい気持ちをもって困っている人を助ける合うことが出来る、そんな社会の実現に貢献したい。

”Would you like some help?”(お手伝いしましょうか?)

そう気軽に言えて、声をかけることができる子達を育てたい!