台湾人上司が教えてくれたこと

以前、私は外資系企業でマーケティングを担当 していました。

ヨーロッパ、アジア、北米の人たちと日々やりとりしていて

当時、「TOEICの点数が700以上あれば外資系で働ける」

というテーマで『とらばーゆ』の取材を受けたこともありました。

その会社の副社長は台湾人のPeterという方でとても優しい人でした。

彼とは普段、中国語・英語・日本語で話していました。

当時、会社がまさに大きく成長をするタイミングだったので電話が良くかかってきました。

電話が多すぎて内線が4つとも埋まることもしょっちゅう。

そこで私たちは、日本語が話せない社員には 

Peter, line 2!(ピーター、内線2番ね)」

日本語話者には 「田中さん、2番です!」 と伝えていました。

でも、副社長のPeterだけはなぜか真顔で

「〇〇さん、2番線です!!〇〇さん、4番線です」 と大きな声で言うんです(笑)

最初は「え?」と思ったけど、何度も続くのでついに指摘しました。

「Peter、実はね、電話は ‘1番’ ‘2番’ だけで ‘線’ はいらないよ。」

すると彼はキョトン顔。「え、でも ‘Odakyu Line’ (小田急線)とか ‘JR Line’ (JR線)って言うよね?」

うん、それは電車だから。これは電話。  

内線’ を ‘番線’ と駅のプラットフォームみたいに

言い間違えちゃっているから、線’ はいらないのよ(笑)

恐らく、副社長だからみんな彼の間違いを指摘することもちょっと・・と戸惑っていたのだと思いますが、彼が困る!と思って私は伝えました。

だって、私だったら間違いを教えてもらいたいし、正しい英語と正しい中国語を話したいから。

人は 自分の間違いに気づけないもの 

特にテキスト中心で学んできた人ほど、こういうミスをしやすい。

実は、私たち日本人も同じ。文法が間違えているのにそのまま話していることもあるし

学校の英語の教科書には 「ネイティブはそんな言い方しない!」 という表現がたくさんあり、そのまま使っていて、うーん・・という場合も多々あります。

もちろん、語学学習に 間違いはつきもの です。でも、もし誰も直してくれなかったら? 

ずっと間違えたままですよね。

私も中国語を学んでいたとき、間違った言い方で「眠れない」と言っていました。我不能睡 って言っていたのですけど正しくは 我睡不着 なんです。

でも、友達がすぐに 「玲子、それ違うよ」 と教えてくれたから直せたのです。

もし誰も指摘してくれなかったら、今でも間違ったままかも

つまり、自分のミスには自分では気づけない

だからこそ、先生やコーチに 正しい英語を教えてもらうことが大事 なのに、

なぜか「英語は自分で頑張ればできる。だって学校で習ったから」と思い込んでしまう。

みんなそろそろ気づいて欲しい。学校で習った方法でみんな英語話せるようになっていないよね?って。それ、長年やっても話せるようになるための学習法になっていないから。方法が間違っているからなのです。

英作文も、自分で書いたものは必ず文法が間違っていないか、こなれた文章になっているかプロに添削をうけないと、間違いは間違えたままなのです。

もちろん、自力で学ぶことも大切。

でも、厳しい言い方かもしれませんが、間違いに気づけなかったら、いつまでも正しく話せるようにはなりません。

遠回りするか、最短で上達するか 

自己流でやって何年も時間をかけるのか、それともプロに頼んで

最短ルートで英語を上達させるか。それを自分への自己投資と考えられるか

キーとなってきます。だって自分の環境に余裕が出てくる日って

早々ありませんから。みんな忙しいですよね?

次から次へとあれやこれや起きません?自分の環境に余裕がでるのを

待つのではなくて、環境を変えることにフォーカスしないといけないんです。

英語が話せるようになっている人は共通していることがあって、

この方たちは忙しい中、言い訳をひとつもせずに

ちゃんと環境を整えて、コツコツ毎日やってきた人です。積み重ねをやってきて

みんなそれなりに時間を作って学習をしてきた人です。

語学がうまく上達するには環境設定が大事

今までのやり方だったら、今までと何一つ環境も変わらず

いつまでも「いつか英語が話せたら」から抜け出せません。

でもそれに気づかない人が多いと思います。

自分にとって必要な講座をとってきちんと学び直したり、今までとは違う環境を手に入れる必要があるかどうかを正しく判断できることが大切です。

今チャレンジしなかったらそれが1年後5年後10年後どう影響するのか

今トライしたら明るい未来を手に入れられるのかどうか

それを見極めることが大切です!

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